FAQ ③総合型選抜II

2021.6.23

Q1. 「表現とプレゼンテーション」ではどのような点を重視していますか。

A1. 未来構想デザインコースは「アート・デザイン」「社会構想」「生命・情報科学」の3つの柱から成り立っており、分野を行き来するための、幅広い関心や行動力を持つ人材を求めています。実技ではこうした背景から、発想力と表現力を幅広く捉え評価しています。

Q2. 制作するものは造形物である必要があるのでしょうか。また、美術などの専門技術は必要ですか。絵が上手に描けないと合格できないのでしょうか。

A2. 自己の考えと発想力を持ち、表現を通してその考えを他人に伝えるコミュニケーション力がある学生を求めており、これらの点を評価します。芸術の技能(例:デッサン、演奏、ダンスなどの技術)を評価するわけではありません。

Q3. 「対話」ではどのような点を重視していますか。

A3. 自分の考えを論理的に相手に伝えるための思考力と、相手の意見を傾聴し、そのことを通じて自分の意見をさらに展開させることができる能力などを幅広く評価しています。

Q4. 総合型選抜を受験するにあたって、日頃の高校生活で準備できることはどのようなことですか。

A4. 2022年度から高校教育で本格的に実施される「総合的な探究の時間」は、「生徒が自ら共同で問いを立て、課題解決のためのプロセスを考え、論理性や表現力など課題発見や問題解決に必要な能力を育むことが目的」とされています。これは、デザイン思考やアート思考、STEAM教育——Science(科学)、 Technology(技術)、 Engineering(工学)、Mathematics(数学)、 Arts(アート)を統合する教育方法——に近く、総合型選抜の実技試験の考え方と共通する部分があります。

また総合型選抜IIでは大学入試共通テストも課されていますので、英語・国語・数学・理科・社会の十分な能力が必要です。加えて、高校の中で学ぶ科目の基本的な知識はもちろんですが、実社会で起こっている出来事に積極的に関心を持ち、いろいろなものを見て、聞いて、感じることが大切です。

Q5. 入試に関して詳しい情報を知りたい場合はどうしたらいいですか。

A5. 九州大学のウェブサイトに公式の情報が記載されています。また、未来構想デザインコースでは定期的に公開講座を開催していますので、より未来構想デザインコースのことを深掘りして理解したいという方にはぜひ受講をお勧めします。