身体表現演習Ⅱ

2022.1.25

2年生 夏学期

人が集まると、なにかしらの「振る舞い」が醸造されていきます。「ここではこう振る舞うべき」といった認識は、わたしたちを支配する一方、自由にもします。

日常に紐づくそうした振る舞いの手法は、土地を前提に人から人へと古来より継がれてきた民俗芸能に当たるのかもしれません。この授業では、身体に視座をおいて現代社会をリサーチします。意識的にせよ、無意識的にせよ、この社会における振る舞いを継承していくときに現れる個性や、育まれる集団性を客観的に捉え、わたしたちを取り巻く環境を身体を通して知っていきます。それは翻って、自分自身を知ることにも繋がるでしょう。

講義形式は初回の1時限目のみで、以降はワークショップやフィールドワークを重ねながら、他者や自身、それらを形づくる社会を身体から捉えます。

最終回ではそれまでのフィールドワークの成果を取りまとめ、受講生それぞれが捉えた街を講師と一緒にコラージュして身体で表象します。

教員

  • 長津結一郎:アーツマネージメント
  • 武田力:非常勤講師