プラットフォーム演習A - 認知症とコミュニケーション

2022.1.25

2年生 秋学期

認知症の人と聞くと、「認知能力が低下した気の毒な人」、「お世話が必要な弱い人」というネガティブなイメージがあるかもしれません。しかし、すべての能力が低下するわけでもないですし、何もできないわけでもありません。実際、認知症の人の視点に立ってみると、私たちの社会やコミュニケーションの方がおかしく見えてきます。
「コミュニケーションというのは、論理的でなければいけないのだろうか 」
「お世話する/お世話されるという役割分担は、いつも必要なのだろうか 」

2021年度の授業では、認知症についての調査やアート活動やソーシャルアクションに関する動画視聴、多彩なゲスト講師のトークと意見交換を通じて、コミュニケーションそのもののあり方を問い直しました。

コロナ禍のため、実際に認知症の方達とコミュニケーションをする機会を設けることはできませんでしたが、3つのグループに分かれて認知症のとの共創的なコミュニケーションのあり方を考案し、子供向け、中高年向け、地域住民向けのパンフレットという形で表現しました。

下記の写真は、本授業の成果物のパンフレットの試作版です。最終版とことなります。

教員